イルミオとWWTの連携がゼロトラストの実現を強力に後押し
多くのサイバーセキュリティに関する方針やガイドラインにおいて、ゼロトラストがセキュリティ戦略のベストプラクティスとして掲げられています。事実、フォレスターリサーチによると、ゼロトラストは今や主流になりつつあると示しています。
多くの企業がゼロトラスト戦略の加速に取り組んでいる中、サイバーセキュリティの目標を達成するためには、信頼できるITリーダーやセキュリティリーダーと連携することが重要になります。イルミオとワールド・ワイド・テクノロジー(WWT)は、ゼロトラストセグメンテーションのリーダーとしてのイルミオのノウハウと、エンタープライズ企業に向けてセキュリティトランスフォーメーションの実現をサポートするWWT の知見を生かし、企業がゼロトラスト環境を構築できるよう支援するためにパートナーシップを結びました。
今年3月、米国家安全保障局(NSA)が発表した新しいサイバーセキュリティ情報シート「Advancing Zero Trust Maturity Through theNetwork and Environment Pillar」では、ゼロトラストセグメンテーション(ZTS)をゼロトラストの基礎要素として定義しました。この検証により、企業はゼロトラスト戦略の一環としてZTSを導入することがこれまで以上に重要になっていることが明らかになりました。
本ブログでは、ゼロトラストの提唱者でありイルミオのチーフ・エバンジェリストでもあるジョン・キンダーバーグ氏と、WWTのグローバル・アドボカシー責任者であるケイト・キューン氏が、ゼロトラストセグメンテーションの重要性、そしてイルミオとWWTのパートナーシップによってゼロトラストセグメンテーションを核としたゼロトラストアーキテクチャのメリットを容易に得られるようになった理由について対談した模様をダイジェストでお届けします。
イルミオとWWTのパートナーシップから得られる主なメリットなどが確認できます。
1:ゼロトラストへの取り組みに関するガイダンス
CISOとセキュリティリーダーは、ゼロトラストセキュリティ戦略を実装する必要があることにすでに気づいています。しかし、ゼロトラストに関するガイダンスが豊富に用意されているにもかかわらず(あるいは、ガイダンスがありすぎるからこそ)、セキュリティリーダーは、ゼロトラストを実現する方法を知るのに苦労しています。
だからこそ、ゼロトラストの実現においてイルミオやWWTと提携することの価値が生まれるのです。
「イルミオとのパートナーシップのおかげで、私たちは、『デジタルリスクジャーニー』と呼ばれるゼロトラストの導入ガイドをお客様に提供することができるのです」とキューン氏は言います。
イルミオとWWTの両社は、長年の経験と専門知識を生かし、あらゆる規模、業界、地域の企業に向けてゼロトラスト実現の支援をしています。このパートナーシップにより、お客様はWWTが持つネットワーク基盤、サイバーセキュリティ、AIにおける専門知識と、ゼロトラストセグメンテーションリーダーならではのセキュリティ知識を組み合わせて活用することができます。
「従来のネットワークと現在のAIの両方におけるデジタルリスクへの対応を考慮すると、ゼロトラストの実装は必須と言えます」とキューン氏は説明しています。
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2:ゼロトラストセグメンテーションの実装をシンプルに
キンダーバーグ氏は、NSAの新しいゼロトラストガイダンスが、ZTSをゼロトラストの不可欠な要素として認識していることに大きな期待を寄せています。なぜなら、キンダーバーグ氏がゼロトラストを提唱した当初から考えていた概念だからです。事実、2010年11月に発表したゼロトラストレポート「Build Security Into Your Network's DNA:The Zero Trust NetworkArchitecture」では、「 将来的にはすべてのネットワークがデフォルトでセグメント化される必要があるため、ネットワークをセグメント化する方法を模索する必要がある」と書かれています。
このようなゼロトラストを中核に据えたセグメンテーションを信念にしているからこそ、キンダーバーグ氏はイルミオに参画することになったのです。
「私がイルミオを選んだ理由は、ゼロトラスト環境をより簡単に導入できるコアテクノロジーをイルミオが保有していたからです。多くの企業がゼロトラストセキュリティの難しさ、コスト、複雑さに頭を悩ませている一方、私としては長期にわたりゼロトラスト実現を目指す企業をサポートできる体制を求めていました」とキンダーバーグ氏は述べます。
イルミオとWWTのパートナーシップは、多くの企業にとってZTSを用いたゼロトラスト実現において大きなメリットとなり、ZTS導入をよりシンプルにする有力な手段であるとキンダーバーグ氏は信じています。
これに続けてキューン氏は、「イルミオとWWTのパートナーシップは、お客様がセグメンテーションを実装するうえで非常に重要です」と話します。
3:ネットワークを強力なセキュリティツールに
キンダーバーグ氏は、サイバーセキュリティの世界に入った最初のきっかけがネットワーク・インフラストラクチャの仕事だったことを明かしました。この経験は、ネットワークアーキテクチャとサイバーセキュリティとの間で生まれるギャップを埋めるゼロトラストモデルを考案する際のインスピレーションにつながっています。
キンダーバーグ氏は、企業におけるネットワークとセキュリティの間には、いまだにサイロ化が見られると強調します。しかし、現在の複雑化した環境を保護する場合には、ネットワークとセキュリティを切り離すべきではありません。このギャップを埋めるサポートができることこそ、イルミオとWWTのパートナーシップがもたらす重要な価値だと考えています。
「WWTは、ネットワークが非常に強力なセキュリティエンフォースメントポイントになるよう、統合のサポートを行ってくれます」とキンダーバーグ氏は話します。
イルミオとWWTによるパートナーシップでゼロトラスト実現を加速
ゼロトラスト実現は、多くの企業にとって長い道のりになりますが、適切なパートナーがいれば十分に達成できます。重要なのは、プロセスを細分化することであり、イルミオとWWTの専門知識がその助けとなるでしょう。
「最終的なゴールは、あらゆる場所でゼロトラストを達成することではありません。環境全体にわたる実装を総合的に検討しながら、小さな成功体験を積み重ねることが重要なのです」とキューン氏は強調します。
最後にキンダーバーグ氏は「ゼロトラスト実現も“千里の道も一歩から”なのです」と言い、対談を締めくくりました。
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